女性としてWeb3.0で働いて思ったこと|ビビアンのつぶやき記事

2022年9月に、私は長野から福岡に移住しました。

そして、移住とともに新しくはじめたのはWeb3.0の仕事です。

「仕事が先か、移住が先か」と聞かれることもありますが、私は移住を決意してからこの仕事に出会いました。

 

この記事を書いた人
ビビアン:現在福岡県在住のカナダ人。カナダ政府の仕事で来日⇒大手企業を経て⇒現在はブロックチェインマーケティングを行いながらクリエイターとして情報発信。「自由な人生を探求しながら」クリエイターの視点で夢を抱く人々を応援する情報を発信中。

 

今の仕事は挑戦ややりがいという面で言うと100点満点!

Web3に関われることも、今まで考えられなかったことですごくワクワクしています!

 

Web3.0は何?と、疑問に思うこともあるかもしれませんが、

簡単に言うとブロックチェイン技術を使ったWeb上の新しいサービスのことです。

よく耳にするのはNFT作品、P2Eゲーム、メタバースといったキーワードかもしれません。

 

Facebookが会社の名前をMetaに変えたほど、次の産業大革命と感じさせてくれる可能性の大きい分野です。

私は技術面で関わっているというより、マーケティングですが、すでに既存のマーケティング手法と違うことに気づきました。

 

今回、ここでシェアしたいのは仕事上で感じたことではなく、

女性としてWeb3.0で働くことに当たって感じたことです。

 

Web3.0で働いている、または関わっている男女の比例ですが、

圧倒的に男性が多いのです。女性の何十倍以上も多いのです。

もちろん、技術に関して男性は比較的に敏感度が高いので仕方がないところもありますが、

女性として関わって感じたのは「女性の感性」がまだ少ないところです。

 

NFTアートコレクションを見ればすぐわかると思いますが、

「お金」、「クール」、「社会地位」といったイメージのものが多く、「優しさ」、「かわいい」、「居場所」といった女性寄りのイメージは比較的に少ない。

Google写真で「NFTコレクティブ」で検索した結果

男性エネルギーの強い作品を目にすると、どうしても「競争心」や「目的達成」といった心理的な潜在ニーズが刺激されてしまいます。

つまり、仕事をする時は無意識な時に私は少し「男性っぽく」なってしまいます。(笑)

 

幸いなことに、今の会社は女性目線のサービスを出しているので、女性の心理を理解しようとする姿勢はあります。ただ、Web3.0業界全体では男性のエネルギーが強いと感じています。

そうとはいえ、それは決して悪いことではありません。

シンプルに私はもっと女性の仲間が参入してほしいと願っています。

男性は先駆者としていろいろ行動するのはうまいのに対し、女性はコミュニティのサポートやサービスデザインの面で優れています。

そして、Web3.0のコンセプト一番革新的なのは「サービス提供者やサービスの使用者はみんな仲間だ」という考え方があります。

誰が上か下かではなく、むしろみなが一つになってコミュニティを盛り上げていくというDAOといった考え方が中心になっています。

ビビアン
ビビアン
DAOはDecentralized Autonomous Organizationのことで、分散型自律組織と言います。DAOには中央集権的な権力を持つ人がおらず、参加者全員が平等な立場で組織が運営されるという仕組みを指しています。

競争を前提にした「ビジネス間の戦い」というより、今後は「みんなが潤うビジネスネットワークの構築」ができるのはWeb3.0の魅力。

これはとても女性的な考え方だと思いませんか?

どこか愛を感じさせてくれる仕組みです。

 

2020年から、この世界は疫病や戦争に見舞われています。

仕事を失ったり、大切な家族を失ったり、人生が真っ暗に見てしまった人々のつらい体験はたくさん溢れています。

でも、苦しみを体験し、苦しみばかりになってしまったら、この世界は暗くなるだけです。

苦しみから可能性と希望を見出して、新しい人生を歩むのは本当の「再生」でしょう。

 

Web3.0は、私に「経済の仕組みが再生される可能性」をみせてくれた大事な産業です。

誰でも好きなように自分を表現し、組織に縛られないように自由になれたら、その時、我々は何を選ぶでしょうか?

高い意識を選んで、進化していくでしょうか?

それとも…

もちろん、答えはその時にならないとわかりませんが、少しでもこの世界に「違う可能性」をみせたほうが苦しむ人が減っていくと思うのです。

本当の経済は、人々を幸せにするために構築される仕組みだと思います。

それを愛を持って、進んでいきたいと思っています。