英語の勉強においてよくある4つの思い込み

英語の勉強においてよくある4つの思い込み

英語を勉強したいから○○をしないといけない。

流暢に話したいから海外に行かないといけない。

このような思い込みはありませんか?

 

私は日本の語学教育に関わって10年近くなります。

小学生から50代のビジネスマンを対象に様々なレッスンを提供しています。

 

いろいろな人と話していく中、初級か上級に関係なく、よくある思い込みに気づきました。

この記事では、私自身の語学経験(日本語独学3年間マスター)と照らし合わせながら、

思い込みを解消してあげられれば嬉しいです。

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思い込み1:先生がいないと難しい。

一番良い先生は「好奇心」です。

誰かのメソッドではなければ、その人の資格でもありません。

一番の先生は、あなた自身です。

14歳の時、はじめて日本語を学びたいと思ったときは、

先生はいませんでした。

今まで何でも先生に教えてもらったので、

一年間も行動できずにひらがなとカタカナばかり学んでいました。

五十音だけで一年間かかったのは、「先生がいないからできない」と思い込んでいたのです。

しかし、アニメを見ていくうちに自然に単語が覚えるようになって、

自分でもできそうな気がしてきました。

 

当時大好きな「るろうに剣心」を見て、声優さんのしゃべり方を真似していました。

変な「でござる」も使っていたのです。(笑)

そのうち、新選組の歴史を学んだり、

江戸時代、平安時代など、日本の歴史に興味を持てば持つほど、

日本が憧れになっていったのです。

 

そして、

ヒラメキで系統的に書いた文法の本を一冊、

鶴の恩返しの絵本、

ノート二つで時間さえあれば学びに没頭していました。

 

一日一時間勉強して、練習問題をしながらインポットを強化していったのです。

 

少しずつの積み重ねは「アニメはなんとなくわかったよ!」に繋がり、

自信と変えて行ったのです。

初級から中級、やがて上級へと3年間だけでたどりつきました。

その時にあった学び方があり、

私に合うものは何なのか、インスピレーションで行動していました。

 

大人になって、4つや5つの言語を話す人にもたくさん出会い、

驚いたことに、みんななんとなく似たような方法で学んでいたのです!

 

思い込み2:海外に行かないと流暢になれない!

10代の私はニキビだらけで太っていて、人と会話するのはとてもシャイな性格でした。

そのために、【日本語をマスターしないと絶対に日本には行かない!】と誓ったのです。

みんなと逆なことをしようとしていました。

 

なぜかというと、実際に日本人と話すのは緊張するし、

自意識過剰だったので、かえって言葉は出なくなります。

私にとって一番いい方法は自信を育ってから話す方法でした。

そのために、【日本語をマスターする!】という目標を加速しなければいけないと思っていました。

 

でも、英語ばっかりの国にいます。

どうすればスピードアップできるのかなあ?

 

この疑問を思っていたある日、急に閃いたのです!

いつも自分と話しているじゃん!それを日本語にしたら?

 

内気の方ならおそらくわかると思いますが、

一人でいるとついつい自分と話したくなりますよね。

もちろん、ちゃんと人にわからないように、頭の中で考えたりします。

 

それを、日本語化にしたのです!

 

普段、思考は無意識的に言葉になっているか、言葉にさえなっていないものが多いです。

ただし、それを全部意識すれば、音声化にすることが可能です。

音声化ができたら日本語化にすればいいです。

 

それを数ヵ月練習した結果、

思考を日本語化に成功し、言葉はこぼれてくるようになりました。

 

今は24時間(夢を除く!)日本語で考えることができます。

 

何事も最初は難しいです。

でも、それを車の運転だと思って、練習すれば上達します。

これは、自然の摂理です。

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思い込み3:最強なメソッドを探さないと!文法がいいかなあ?スピードランニングがいいかな?

最強な方法は、あなたに合う方法です。

そして、今のレベルに合う方法です。

ビジネスの世界では、【一つのことに集中する】とよく言いますよね?

これは、私の日本語の体験ではありませんでした。

 

私は【すべて同時進行】でした。

初級なら、初級の単語と文法を学び、読み、書き、話す(自分と)、聞く(ほぼアニメ)を一緒に勉強していたのです。

なぜかというと、私は飽きやすいからです。

 

同じタイミングで何かを学ばないと飽きてやめてしまうからです。

その時の私は自分の直感に100%従っていました。

先生がいなかったし、とても自由でした。

 

だから、自分に合う方法を挑戦してマスターしていけたと思います。

様々な側面から一つのものをアプローチすると、インプットが増えていきます。

似たようなインプットはお互いリンクしながら、確固たる知識として記憶の中へ浸透していくのです。

これは、私の学び方です。

 

一つに絞ってある時間学んだほうがいいと思えば、そうしてください。

大事なのは「メソッド」ではなく、あなたにとって継続できるかどうかです。

言葉は、継続していかないといけないスキルです。

そして、人は趣味のあるものは継続していきます。

趣味のあるものを教材にしたり、楽しい学び方を探してください!

 

思い込み4:ミスをしたらどうしよう!

初級の私は、ミスをすることや相手に「困った顔」するのが怖かったです。

緊張して頭は真っ白になってしまいます。

しかし、中級や上級になると、ミスするのは怖くなりました。

【私は外国人です。わからないのは当たり前です!】

【わからなかったら聞けばいい】

中級と上級になると、ある程度自信がついてきます。

自信=セルフイメージ

わからないから学べばいいや!

学んで成長することを体験したからこのように思えるのです。

私の場合、ミスを厳しく指摘する先生はいなかったので…トラウマになっていなかったです。

自分に対して優しい人なので「前よりうまくなったじゃん!よーしアニメ見よう」は口癖でした。(笑)

 

実際、日本に来てから「日本語うまいね!」とよく言われ、日本人扱いされるときもあります。

その時は「すみません、外国人なのでわからないこともあります、教えてもらえますか?」と聞きます。

外国人というのは、相手をなっとくさせる言葉です。

 

私自身にとって「わからないことはわからない。今から知りたいか知りたくないか」だけです。

 

もし、ミスすることに対して不安や恐怖を感じるのなら、

それは昔の体験が邪魔しています。

学校教育の記憶や、先生とのやり取りなど。

その記憶に対して感情を認識し、意識的に薄めないと、

いつまでも無意識的に反応してしまうかもしれません。

 

英語を学ぶのは、自分のことを新しく認識するチャンスになるかもしれません!

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先生がいないから、私は自分の感覚を大切にしながら学ぶことができました。

難しいと思ったときは、ほっとけます。

いけそうだと思ったときは、たくさん学んで思考を膨らませます。

そうしていくうちに、今までわからなかったことは時間が経つにつれてわかるようになります。

本当に、不思議としか言いようがありません。

 

10代の私は知らず知らずのうちに、直感を活用する方法を行い、

環境を作り、最高な先生ー趣味を味方にできたのです。

そして23才、3度目の挑戦で、日本語スピーチコンテストでは、カナダの全国優勝を果たしたのです。

 

自分に証明したかったです。

こんな風に学んだ日本語も、人に認めてもらえるのだと。

先生がいなくて心細かった14才の自分に、可能性をみせたかったと思います。

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まとめ

いかがでしたか?

少しあなたの勉強にも役に立ちましたか?

言葉は、ソフトスキルです。

これができれば専門知識(ITやビジネススキルなど)を広げることができます。

スキルの原点は、練習だと思います。

運転と同じように、繰り返せば自動的に体が覚えます。

言葉も、同じです。

だから、あなたの先生ー好奇心を大切に、叶えたいビジョンを目標にして続けてください!

応援しています!

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