これは、特別放送です。
テクノロジーが素早く進化しているこの時代では、
英語は今後必要なのかどうか、議論されるようになりました。
携帯や通訳機さえあれば、簡単に海外旅行ができるし、
Google Mapを使えば、はじめての町でも問題なくナビゲートできます。
本当に、こんなに頑張って英語を身に着ける必要はあるでしょうか?
私は必要ないと思っています。
今のテクノロジーはまだ人間と同じように外国語を活用できるレベルではありませんが、
5年後や10年後はおそらくスムーズに活用できるようになります。
でも、流暢に英語が話すことで機械では決して得られないメリットがあります。
それは、心理的な信頼関係です。
これは私の実際の体験です。
2019年に再来日した時は、本当に大胆な選択肢をしました。
はじめての町、九州を選んで、誰も知らないところから人生を再スタートしたのです。
その時、最初に乗り越えなければいけないのは賃貸探しでした。
けれど、二年縛りの正式契約でワーホリビザの私にとっては難しかったです。
ちょうどその時、民泊を借りてくれたオーナーさんと知り合い、
彼と話をしていくの中でほかにも物件が持っていることがわかりました。
そこで、彼と交渉しようと決めました。
オーナーさんは日本をよく知っているし、自分と同じようにビジネスが好きな私に好感を持ってくれたおかげで、
物件を見せながら契約の条件をすぐに話し合いました。
ビザの関係でいつまでいられるかわからないため、毎月払いの契約を結びました。
その後、友達のようになったオーナーさんは、
街を案内してくれたりおいしい日本料理をご馳走してくれることもありました。
目の前の人は頑張って自分の言葉を話すときは「応援したい」という気持ちが生まれてきます。
でも、とても流に話す人と共通点を結んだとき、「仲間」意識が生まれてきます。
このような信頼関係は一人で海外に行った時や、困難に遭遇した時は助けになってくれるのです。
時に、仕事で行く場合、
取引を行う時は、誰しも自分の文化を良く知っている代表と話をしたいですよね。
これは決して機械が代行できるメリットではなく、
むしろ、機械化が進む中で、強くなっていきます。
機械は外国語でコミュニケーションするときの不便を解決してくれるし、
今後は難しいコンセプトも簡単かつ正確に説明できると思いますが、
人間と人間の根本にある心理的な信頼関係を結ぶことはできません。
そして、外国語を学ぶことで得られる柔軟な思考力も失ってしまうのです。
情報を簡単に手に入るこの時代では、
情報自身はそれほどの価値はなく、
情報をこなすことで何を創造できるかが大事になってきます。
英語はテクノロジーの普及で必要なくなるかもしれませんが、
英語を話すことで得られる人生の感動は生き続けます。
あなたはどんな人生を生きたいですか?
どんなライフスタイルを作りたいですか?
未来を想像しながら考えてください。
きっと、大事なものは何か、はっきりわかるようになります。