近年、スマホのカメラ性能の向上により、アンドロイド端末だけで高品質なYouTube動画を作成できるようになりました。
低い解像度や、映像が手ぶれするといったスマホ撮影での問題も解決できます。
この記事では、スマホで撮影しているYouTuberの撮影方法をまとめて、スマホでユーチューブを撮影する方法を詳しく11ステップで解説していきます。記事の最後には、スマホの無料アプリで編集する動画を紹介しますね!
ステップ1:アンドロイドで撮影するためのコンテンツを準備する
実は、スマホでいい感じの動画が取れるかどうかは、コンテンツ計画がカギです。
難しく考える必要はないですが、動画の流れや強調したい内容をあらかじめ意識するだけで、撮影がずいぶん楽になります。
YouTubeでよく見かける動画のコンテンツは主に2種類:
- 一つは撮影する必要のないコンテンツ:プレゼンテーションや他人が撮った映像
- もう一つは撮影する必要のあるコンテンツ:スマホ撮影
2つのコンテンツを、編集でつなぐことで素人でもプロのような動画が作れるようになります。
ここで特に考えるべきことは、スマホ撮影の部分。
- 何をメインに撮影する?
- どのアングルにする?
- スマホは一台?それとも複数?
撮影の順序を細かくイメージすればするほど、高品質の素材を集めることができます。
ステップ2:適切な場所を選ぶ
コンテンツの準備ができたら、次は撮影の場所を決めましょう。
ビジネス系の動画なら、会場やオフィスのような場所だと、一度設定すれば何回でも使えます。
でも、Vlogのような動画を作るときは、注意することがいくつかあります:
- 邪魔なものはある?(救急車の音など)
- 光の入り方は常に変わっている?(撮影のアングルを常に変える必要がある)
- スマホを固定する場所はある?(画面はブレない)
- 昼の撮影?夜の撮影?(スマホカメラの設定を変える)
外で撮影すると注意点が増えるので、スマホで撮影している方の多くは室内やお庭などで撮影しています。

ステップ3:フロントカメラvs.リアカメラ
スマホで映像を取るとき、フロントカメラ(別名:自撮りカメラ)を使うか、リアカメラを使うかという選択肢があります。
それぞれに注意点があるので、詳しく見ていきましょう。
リアカメラ(メインカメラ)
リアカメラは、デバイスの背面にあるカメラレンズです。
このレンズはフロントカメラより画質が高い。
これだけでもメリットですが、実はデメリットもあるのです。
その最大のデメリットは、喋るときの自分がチェックできないこと。
もし、画面に入れたくないものが入っていても、それに気づくことができません。
でも、安心してください。解決する方法があります!
Amazonでは、こうしたミラーがよく出ているのでお手頃はきっと見つかりますよ。
自撮りカメラ(フロントカメラ)
自撮りカメラのいいところは、撮影中に自分の顔を確認できることです。
しゃべったり、なにかを見せる必要があるときは、自撮りのほうが映りがよいでしょう。
ただ、気を付ける点はレンズと目を合わせることです。

視聴者からすると、アイコンタクトがとれないため、不自然に映ります。
10分のストリーミングでも、途中で視聴者が離脱する可能性が高い。
ステップ4:カメラレンズを拭き取る
常識のように思うかもしれませんが、汚れたレンズで動画を撮影している人が意外と多いのです!
指紋、汚れ、化粧、顔の油などはつきやすいので、撮影を始める前にレンズを拭き取るようにしましょう。
ステップ5:カメラを固定する
よくある話なのですが、撮影する時、画面が安定しているように見えたとしても、再生すると安定していないことに気づくことがあります…
でも、手ぶれを補正する方法はいくつもあります。
- 本棚に立てかける
- 自撮り棒を使う
- 3軸手持ちジンバルでプロ並みの動きを作る
実はわたしはOsmo Mobileを持っています。
以前は海のシーンを撮りたくて、手ぶれ補正の道具を探していました。
その時、プロも使っているOsmo Mobileを知ったのです。
使ってみて確かに画面はすごく安定していたし、動きもスムーズになりました。
一つだけデメリットを言えば、重さですね。
結構重いのでちょっとお出かけするときに持っていくのは大変💦
でも、3軸手持ちジンバルと自撮り棒を使い分ければ解決します^^
プロ用の道具を所有することで、撮影の幅はグーっと広がっていきます!
ステップ6:照明を設定する
照明を変えるだけで、顔色や雰囲気も一気に変わってしまいます。
スマホにライティングをつけるのは、自撮りで話をする場合です。
私が使っているのはスタンド式のライトです。

ステップ7:マイクをつける
画面はいいけれど、音はちょっと…
こういう動画を見たことはありませんか?
スマホで撮影すると音はそんなによくありません。
でも、マイクをつけるとプロらしさが出てきます。
実はカメラで撮影するときもマイクをつける必要があるのですよ!
良い音声で撮影しておけば、たとえ映像が使えなくても、Bロールストック映像、写真、テキスト、グラフィックなどで音のみの利用もできます。
スマホ用のマイクで安くて良いのはBOYA BY-M1小型マイクロフォンです。
2000円以下で購入でき、スマートフォン以外にカメラの接続も可能。
ステップ8: カメラ録画の画質設定
次にカメラ録画の画質設定(解像度)です:高解像度であればあるほど良い。

1080ピクセルで撮影できるアンドロイドもあれば、4Kで動画を作成できるアンドロイドもあります。4Kが理想ですが、通常は1080pでも十分です。
できるだけ高い解像度でスタートしたい理由は、必要に応じて後から画質を下げることが可能だから。解像度が低いものから高いものへと移行するのは難しいです。
ステップ9:サイレントモードへの切り替え
通知、メール、電話などで撮影に邪魔が入らない様に、スマホをサイレントモードにするとよいです。
ステップ10: テスト動画を録画する
本番の前に、テスト動画を撮りましょう!
これは照明やオーディオをチェックし、バックグランドやバッテリーをチェックするためです。
テストでは、本番の撮影と同じように設定を行い、カメラの前で喋ってみるのが良い。

ステップ11:動画撮影の本番
ここまで準備ができたら、いよいよ本番に突入です!
撮影の際に注意することが2つあります。
- カメラのレンズから目を離さない(自分から目を離さない)
- 気が散るものがあれば、それを取り除く
これで準備完了^^
ステップ12:動画の編集アプリ
スマホで撮影し、スマホで編集ができたら最高ですよね。
直接YouTubeにアップすることもできます。
そこで、スマホで編集するためのアプリを紹介した動画をシェアします。
興味があればクリックしてみてください。
この動画の中で紹介しているアプリは以下の5つです:
- PowerDirector
- iMovie
- キネマスター
- Quik
- InShot
まとめ
スマホで質の高い動画を撮影するためには、揃える道具や事前準備がありますが、ファンが喜んでくれると思ったら、できるだけの準備をしたくなりますね。
この記事が、少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです!