この記事はビジネス用のアート(名刺のデザインやWEBデザイン)ではなく、デジタルアートを販売したいアーティストの為にまとめました:
- デジタルダウンロード
- プリントオンデマンド
- 3Dプリント
- NFTアート
など、海外に向けてアートを販売するときに必要ないくつかの方法を紹介していきます。
デジタルアートの王道:人気マーケットプレイスに任せる
多くのアーティストは作品をアート販売のマーケットプレイスにアップしています。
日本では、The Art Digitalが人気がありますね。
登録した作品が売れた時、支払いの一部はコミッションとしてThe Art Digitalに収めるようになっています。
海外のアートプラットフォームも大体が同じような仕組みです。
人気のサイトであればあるほど、自分で集客する必要がなくなります。

特にSNSのフォロワーが多いわけでなく、活動を始めたばかりのアーティストはこういったサイトを利用することで実績を積むことができます。
作品を作りつつ、ファンを増やし、
独自ドメイン(サイト)を取得し、そこで作品を販売し始めるとビジネスは加速します。

デジタルアート関連の収益:ファンのサポート
もしSNS上でファンがいれば、ファンに作品をアピールし作品作りをサポートしてもらうことができます。
この3つのサイトは海外では有名です。
少額で独占的なコンテンツ(アートでもいいし、ファンと触れ合う機会でもOK)を提供すれば、多くのファンにサポートしてもらえるでしょう。
実は、日本でも似たようなプラットフォームがあります。
最近特に人気が出てきているのはMOSHというプラットフォームです。
下の記事には、MOSHを活用した事例があるのでぜひ参考にしてください。
デジタルアートサイト:写真、グラフィック、3Dアート
このサイトでは、ベクトルグラフィック、テンプレート、およびイラスト(アイコン、写真、テクスチャなど)のデジタルアートを販売できます。
作品がプラットフォームに承認される前に選考のプロセスがあり、40%の手数料がかかるデメリットもありますが、2021年には百万人のメンバーを集めています。
デジタルアートサイト:高品質のデザインを販売するサイト
日本語版:https://jp.designcuts.com/
このサイトでは、高品質のパターン、ブラシ、背景、デジタルアセットを販売することができ、多くの人に作品を見てもらえます。
キュレーションサイト(まとめサイト)なので厳しい審査がありますが、
それさえ通過すれば、たくさんの人にあなたの作品を見てもらえるようになりますよ。
デジタルアートサイト:ハンドメイドからデジタルアートまで
アートと関わっている人なら、Etsyを知らない人はいないでしょう。
Etsyはハンドメイドの商品を販売することで有名ですが、実はデジタルアートも取引可能です。
Etsyの出品料は0.20ドル、販売手数料は5%ですが、お金を受け取るためにPaypalの手数料がかかるので、実際にはもう少し手数料がかかります。
Etsyの手数料一覧【2022年6月】
出品料:商品 1 個につき $0.20 米ドル
自動更新期限切れ:商品は 4 ヶ月経つと出品期限切れになります。商品情報が自動更新されると、4ヶ月の出品期限期間が再び始まります。
商品 1 個につき $0.20 米ドル
取引手数料:6.5% (送料も含めた商品価格にかかる)
2022年4 月 11 日より、手数料は5%から6.5%に上がりました。
Etsy外部広告料(任意):成約時のみ15%
+受け取るためのウォレットの手数料
(Paypalは4.1% + 40円 )
詳しく知りたければEtsyの手数料ページを参考にしてください。
手数料が多いEtsyですが利用者も非常に多く、世界中から注目されています。
デジタルアートの商品:POD(プリントオンデマンド)
これから紹介するサイトは従来の「アート販売」とは少し違います。
作品を作って載せればいいですが、購入する人はそれを商品にして注文します。
プリントオンデマンドサービスは文字通り、デジタルアートをプリントするサービスです。
アーティストはデジタルアートをそのままサイトにアップロードします。
購入者はアートがプリントされたT-shirtやマグカップなどを購入します。
販売価格や利益率も選べ、カスタマイズできるところがたくさんあります。
デジタルアートの可能性:3Dアート
3Dアートの市場はまだまだニッチですが、非常に大きく毎年成長しています。
これから紹介するのは、もっとも人気のある3Dアートの販売サイトです。
TurboSquidは現時点で最大の3Dマーケットプレイスです。
競争が厳しいとはいえ、自分の作品を展示して販売するには最高のプラットフォームです。
アカウントを作成し、モデルをオンラインに掲載するのは完全に無料。
販売手数料のロイヤリティは40%ですが、アフィリエイトプログラムに参加し、メンバーシップを支払うことで、それを20%に減らしているアーティストもいます。
利用者が増えているCG Traderは、TurboSquidに非常に似ていますが、最初から70%から80%のロイヤリティを得られるところがメリットです。
また、フリーランスとしてサイトでプロジェクトを受注することもできます。
より多くの収益と露出を得たいアーティストは、CG Traderを使っています。
このサイトはCG TraderやTurboSquidとは違います。
デザインを販売するのではなく、3Dのオブジェクトを販売することができるサイトです。
3Dプリントは最近ますます求められるサービスになってきていますが、3Dプリンタを持っている人はまだまだ少数。
ですから、カスタマイズのデザインを基に商品までお届けするようにしたければ、こちらのサイトが適しています。
Shapewaysを紹介する公式動画:
デジタルアートのトレンド:NFTアート
NFTは新しい販売の仕方で、特に2021年からは多くの方に注目されています。
NHKの記事によると、
2021年3月、老舗オークションに出品されたある作品が大きな話題となりました。
落札価格は6900万ドル、日本円で約75億円。アメリカのアーティストBeepleが10年以上かけて描いた5000枚のスケッチをコラージュした作品ですが、壁に掛けて鑑賞するような「形のあるもの」ではなく、画像ファイルつまり「データ」の状態のものです。
暗号通貨との組み合わせで、アートに新しい可能性を与えています。
でも、NFTっていったい何?
NFTはNon Fungible Tokensの略で、「体替え不可能なトークン」という意味です。
これは通常のデジタルアートの販売(買ってダウンロードする)の仕組みとは全く違います。
NFTが使っているのはブロックチェーンなので、作品にはトラッキングできる仕組みが盛り込まれています。
それがあるから、作品はコピーできないし、二次販売(転売)されてもクリエイターに収益が入ります。
そして、値段は好きにつけることができて、自由に販売することができるのです!
NFTは絵画だけではなく、音楽やビデオなども販売することが可能。
NFTについてこちらの動画を参考にしてください^^
海外では
この3つのサイトが最も有名です。
実はわたしも最近NFTに興味を持って、OpenSea上で試しにアカウントを開きました!

NFTと暗号通貨との関係はまだまだ勉強中ですが、
クリエイターにとって新しい市場になりそうですね!
もしNFTアートを販売することに興味があれば、こちらの動画を参考にしてくださいね。
まとめ
この記事ではデジタルアートから3Dプリント、そしてNFTの面からデジタルアートの可能性について紹介しました。
いかがでしたか?
気になる販売方法は見つかりましたか?
デジタルアートは販売する方法によってスタイルや雰囲気が微妙に違います。
ぜひ、あなたのデザインが活かせるプラットフォームを見つけてくださいね。