2020年をきっかけに、インターネットやテクノロジーの進化は今までより速いスピードで進んでいます。IT業界はいままで以上に栄えていきます。
日本だけではなく、海外の様々な企業ではITスキルの高い人たちに注目しています。ITスキルがあれば、どんな国でも選べられるし、移住するのも簡単になります。
この記事ではITエンジニアやプログラマーだけではなく、英語で仕事をしたいIT業界の人たちに手軽にインターネットで学べる方法をまとめました。
[adchord]
英語という切り札
IT業界では人と接触しない方法で連絡をよく取ります。ノマドと言われる人たちの中にはITエンジニアやプログラマーのような職業が多いでしょう。パンデミックが起きてから、在宅勤務は更に進み、IT業界では国の境を超えるアドバンテージがあります。
つまり、IT業界では場所も時間も縛られずに仕事ができます。
そこに英語という切り札が入ったらさらに自由に活躍することが期待できます。
旅館にいながらイギリスのIT企業と相談したり、
コーヒーを飲みながら、アメリカの大手企業と連絡を取ったり、
これは日本に住むIT人材ならではの仕事様式です。
英語は今まで海外生活や留学の分野で強調されてきたが、これからは在宅勤務にも活用されるようになります。
そのために、どうして日本にいながら英語力をアップしていくか、そのための勉強法を教えます。

IT分野の英語に絞る
海外で暮らすための英語はとても複雑です。なぜかというと、その国の日常生活がわからないと言葉もなかなか上達しません。
そして、覚えなければいけない内容はたくさんあります。
しかし、仕事のための英語、そしてIT業界に特化すればとても分かりやすくなります。
仕事上ではよく使う場面を分析していければいいです。
例えば、
メールのやり取り=メールの書き方
会議での意見発表=プレゼン力
ITトラブル解決=質問の仕方
IT業界の使いところは、テクノロジーにおいて使っている言語は世界共通です。
コードを書く時のコマンドはすでに英語になり、専門用語は統一されています。
つまり、仕事では英語力の高さを求めていなく、仕事をスムーズにできる程度の英語を要求されています。
話す・聞く・読む・書く、どちらが一番大事?
仕事の内容によってこの四つのBasic Skills(基本スキル)を全部マスターしなくても大丈夫です。
主にプログラミングをしている仕事であれば、読み書きが大事になってくるでしょう。クライアントの要求を正確に理解して作っていく必要があります。
ほとんどの時間は作業なので、話すと聞くの部分はいったん取り組まなくてもよいです。
一方、クライアントと話すことが多いIT業界の方であれば、話すと聞くを重点に磨いていく必要があります。専門用語も会話の中に出てくるため、単語量や発音を鍛えていったほうがいいです。
自分の仕事の内容に沿って少しずつ勉強していくと、いつか大きな蓄積になります。
強みを生かす
以下の内容は私が出版した「英語de暮らそう」の一部です。
VAK
次にご紹介したいのは、学習スタイルです。
実は、人によって得意な感覚が違います。
学生時代の勉強を思い出していただければ理解できるかと思います。
数学の授業では、先生が黒板に書いた情報をすぐ読み取って理解できる人がいますよね。
音楽の授業では、聞いた音をすぐ正しく真似できる人がいますよね。
または、機械をバラバラにして元通りにすることで機械に対する理解を深める人もいますよね。
でもその逆、同じことをしてもうまくいかない場合もありますよね。
なぜこんなにも違いがありますか?
それは、それぞれの例では「得意な感覚」が違うからです。
黒板に書いた情報を見てすぐ理解できるのはビジュアル(映像)で学ぶのが得意な人です。
音を聞いてすぐ情報をキャッチし、その上に正しく真似できる人はオーディトリ―(音声)で学ぶのが得意な人です。
または機械をバラバラにして組み合わせることで興味を感じて理解を深める人はキネステーゼ(運動感覚)で学ぶのが得意な人です。
英語ではこの三つの学習タイプをVAK (Visual, Auditory and Kinesthetic)と呼ばれています。
VAKモデルをまとめたのはNeil Fleming(ニール・フレミング)という大学教授でした。彼は生徒の学習の差を研究してVAK(別名:VARK)をまとめたのです。
学校教育システムはあまりにもビジュアルの情報をアピールしています。
もちろん、ほとんどの人はビジュアル的ですが、みんなそれが得意というわけではありません。
例えば運動感覚で情報を吸収している生徒はじっと座るのは難しいでしょう。
そのために、黒板の文字を見ても頭には入りません。
彼らはノートを取ったり、実験をしていく中で楽しみを発見し、知識が定着していきます。
では、VAKモデルに基づく英語の勉強法とは?
これは、五感を通して環境づくりには大きく関係してきます。
もし得意な感覚がわかれば、その感覚を中心にインプットを設置していきます。
例えばビジュアル(V)の人は絵本や文字を中心に情報を吸収すると効率的です。
オーディトリ―(A)の人はラジオ、動画、ミュージックからを学んでいくと効果的でしょう。
そして、キネステーゼ(K)の人はダンスやスポーツなど、またはどこかに出かけることで英語でその体験をまとめたほうが効果的です。
環境があるから必ずしも取得できるわけではありません。
インプットの質が良くなければ、ストレスを感じてしまいます。
そのために、いかに自分に合う方法で学び、どのペースで学んでいけばいいかがわかってくるとかなり楽になり、楽しく勉強できます。
自分がVAKモデルのどれに当てはまるかはVAKのテストで知ることも可能ですが、一番のおすすめは自己観察です。
- 私の趣味は何?
- その趣味はどんな感覚を一番活用しているのか?
- どんな科目に興味を感じるのか?
- どの先生のスタイルに興味を持てるのか?
- (社会人)上司との関わりの中では、どのような接し方が気持ちよく感じるのか?
自己観察して自分の中から答えを探していれば自分にとっての「もっとも自然な方法」を発見してしまいます。
もともと持っている才能を生かすことは何よりも大事です。
頑張ってしまうから長期的にはなれません。
でも、得意だし、楽しいから毎日継続できます!
少しずつ+強み+楽しさ=結果
私は日本に行かずに、独学でトップレベルの能力試験一級に合格しました。
そのため、持続するコツについて研究してきました。
海外に行かないと英語は上達しません。
それは、思い込みです。
今の在宅勤務こそがチャンスです!
日本で英語を勉強する
「英語de暮らそう」は日本にいながら英語をマスターする勉強法を公開したが、IT業界に特化した方法をここで詳しく説明していきます。
大事なのは、環境作りです。
私たちは五感で情報を集めています。
聞いた情報、見たニュース、嗅いだ匂い、そして触った触感が情報そのものです。
それが言葉としてインプットし、アウトプットしていきます。
つまり、五感でIT業界、または仕事英語に関するインプットを増やせば、アウトプットに繋がります。
ここで、インターネット上で無料で学ぶ方を伝えます。
1. 海外のITニュースサイトを見る
ここで使うのは翻訳ツールです。Chromeは翻訳ボタンがあるので、とても分かりやすいです。
オリジナルのサイトと日本語に訳したサイトを同時に表示させます。

その中から一つの記事を選んで読んでいきます。
私がまとめた「音声付き」英・日の参考記事は以下です。
関連記事:英語でVR,AR,MRー仮想現実、拡張現実と複合現実を解説!【英語音声配信】
同じ文章を比べて勉強すると、さらに内容と単語は覚えやすくなります。
2.TEDTalkを見る
TEDTalkはたくさんの言語に訳されているし、ビデオと翻訳の連携は素晴らしいです。実際に私が上級者の生徒に教えるときは、TEDを使っています。
TEDは語彙を増やすためと聞く耳を鍛えるのに最高な材料ですし、プレゼン力も一緒に鍛えられます。
3.オンライン講座をIT英語で学ぶ
すでに知っている分野を英語で学びなおします。新しい情報を学ぶのではないので、理解しやすいです。知っているものであればいいので、IT分野じゃなくてもいいです。
ここでは3つ、無料で学べるサイトを紹介します。
*IT初心者の方はまず日本語で学んでください。
こちらの記事では、日本語で学べるオンライン講座をご紹介しています。

Udemy (専門用語+Freeで検索してください)


4.積極的に英語を話す機会を作る
同僚や家族でもいいので、英語っぽい発音を意識して、普段の会話の中に英単語を入れながら話してみてください。そうすると学んだ単語はすぐ記憶されるので、効率はいいです。
また、一緒に学ぶパートナーがいれば、その人と一緒に勉強することをお勧めします。
毎週30分ぐらいEnglish Onlyの時間を作って、パートナと会話をします。
最初はパソコンや携帯の力を借りながら文章を作っていくかもしれないが、少しずつ慣れてくると、簡単な英文が作れるようになります。
[adchord]
まとめ
いかがでしたか?
「【英語で仕事したい】IT英語の勉強法ー今すぐ始められる方法4選」をタイトルにIT業界で仕事をしたい人の英語の上達法をまとめてみました。
- まずはIT英語に絞って、分析します。
- その後は常に英語に触れる環境を作ります。
- 一番効率がいいのはインターネットの資源を使うことです。
ぜひ、ここで紹介した方法を試してみてください。
また、「英語で力を伸ばす」記事のカテゴリーにはいくつか英・日で書かれた記事があるので、ご参考にしてください。