仕事は好きですか?
このように聞かれたらあなたは何と答えますか?
そして、
仕事はとても楽しいです!
そうはっきり答えられる人はどれぐらいいるでしょう。
20代の時は「仕事をしなくちゃ!」から「好きなことを仕事にしたい」と意識の変化がありました。今は仕事に関する考え方が変わっていて、楽しい部分も楽しくない部分も受け容れられるようになりました。
もちろん、楽しい部分は多いです。笑
この記事では、今の仕事を変えてみたい、「楽しい仕事したいなあ」と考えているあなたに楽しい仕事の特徴やその探し方をお届けしていきたいと思っています。
楽しい仕事の特徴
楽しい仕事①自分が好きで情熱をかけられる仕事
仕事は楽しいかどうかは様々な要素があると思います。
- 業務はとてもやりがいがある。
- 働く環境はとてもいい。
- 好きなことができる。
- 社会に貢献している。
- 得意なことを活かしている。
ここでまず見ていきたいのは「好きなこと」です。
好きなことはわからない…
特に情熱を持っているなんてないですが…
なんて思いますよね。
こういう風に感じる人も多いと思います。
ここで、子供の自分を自分を思い出してみてほしいです。
子供だった頃、夢中で遊んでいて、気づいたらすっかり日が暮れていた、という経験はありませんか?
好きなことをしていた時だったり、
友達と一緒にいるだけで時間を忘れたり…
そういう単純な体験は「楽しい体験」なのです。
大人になって悩み事が増えて、「時間を忘れるように楽しむ」体験は減ってきています。
そのため、「好きなことを仕事にする」というところからはじめると、楽しむという感覚がよみがえってきますよ。
できるかできないかを考えても気分が落ち込むので、
せっかくだから、楽しいことをイメージして、どうしたらそれがかなえられるのか、ワクワクして考えてみましょう。
気づいたらもう「好きを仕事」にしています。
楽しい仕事②自分の才能や能力を活かせる仕事
才能が生かされているかどうかも「楽しさ」に大きく関連しています。
なぜなら、得意なことは、やはり上手くいきやすいのです。
うまくいくから褒められて自信がつきますよね。
自信は「仕事が楽しい」と思える大事な要素です!
もし今は専門性の低い作業をこなしているのであれば、業務の中から一つのポイントを特定して磨いていくといいでしょう。
今の仕事に就く前、モールでセールスをしたことがあります。
お客様が来たら服を販売するという誰でもできる作業ですが、
私は「多くの人にアプローチする」というところに力を入れました。
店に入ったお客様全員に「いらっしゃいませ」を言うようと、心掛けました。
そうしたら知らない人に話しかけることがだんだん簡単になって、他のスタッフより一日多くの人にアプローチしていたのです。
自然に、平均より多くの服を販売できるようになりました。
こうした小さなことでも「得意なこと」になるので、少しでも今の仕事が楽しく感じてくるはずです。
ですから、今の業務を振り返ってみて細かく分けて考えてみましょう。
きっと、あなたが得意とする部分があるはずです!
楽しい仕事③人に感謝されて、人の役に立つ仕事
人に感謝される仕事は一体何だろうか、
20代前半のごろはたくさん考えました。
社会にいい仕事をしたくて転職も頑張っていましたが、なかなかうまくいきませんでした。
そこで、気づいたのです。
今の仕事は一般的に言う「人の役に立つ仕事」じゃなくてもあなたを感謝する人がいるのです!
営業やパソコン作業でも、
人と関わる必要があれば、必ず誰かのためになります。
例えば今の仕事。
一日中パソコン作業でお客様に接することもありませんが、
同じ外国人である隣席のスタッフからいつも感謝されています。
日本語を話すのはまだ不自由なので、私が積極的に話しかけています。
そうしたら彼女も一生懸命応えてくれて、たった2ヶ月で日本語を喋ることに抵抗がなくなりました。笑
ほぼ毎日一緒にランチを食べて、彼女が生まれた国ー韓国の文化を教えてもらっています。
人からもらった喜びが「また次も頑張ろう!」とモチベーションを上げてくれます。
どんなに小さなことでも誰かの役にたてるのです。
楽しい仕事Vs.理想な仕事
楽しい仕事と理想の仕事は一致しない?
ここでは大事なコンセプトを二つ比べていきたいと思います。
「楽しい仕事」と「理想な仕事」は一致する可能性はあるでしょうか?
どう思いますか?
もし、楽しい仕事で業務にかけた時間や、やった仕事量に見合った報酬が得られていないとすれば、それは理想の仕事だと思えるでしょうか?
また、仕事内容は自分がやってみたかったことなのに、職場の雰囲気があまり良くなくて、居心地が悪いと感じているとしたら?
このような場合、それが理想な仕事だとは言いにくいかもしれません。
しかし、5つの会社で仕事をして思ったのは「どこに行っても嫌な要素」があることです。
仕事の環境だったり、人間関係だったり、給料だったり、体調だったり…
完璧な仕事はありません。笑
理想だと思う仕事は完璧な仕事ならとても難しいかもしれませんが、
楽しい仕事を前提で、理想な仕事の80%があれば、それはそれで満足できる仕事ではないかと思います。
理想な仕事を基準に点数をつけることができます。
その中から「楽しい要素」を見つけていけば「満足度の高い」「理想な仕事に近い」仕事になっていくでしょう。
一般的に言う理想の仕事とは?
ここで一般的に言う理想な仕事についてまとめていきます。
人によって優先順位が違いますが、主には以下の5点があります。
- 楽に暮らせる収入
- プライベートの時間が確保できる
- 仕事の内容はチャレンジ的にやりがいがある
- いい仲間に囲まれている
- 福利厚生が充実
これらは仕事を探す時の基準であり、今の仕事を継続するかどうかを考えるところでもありますよね。
ですが、
どんなに「美味しそうなオファー」であっても、実際に働いてみないとわからないことがたくさんあります!
仕事の体験を重視するのであれば、まず満足できる条件で仕事を引き受け、
働いている毎日の中から「楽しさを作っていく」というのは大切です。
楽しい仕事は理想の在り方に導いてくれる
楽しい仕事は理想の在り方に導いてくれます。
なぜなら、「好き」「面白そう」「やってみたい」は、仕事の体験なのです。
そして体験は一番、私たちの決断を影響するものです。
仕事をしてどう感じるか、
その一瞬一瞬が楽しくなければどんな理想でも崩してしまいます。
「好き」は、理想な仕事の形を影響します。
恋人とのお付き合いすることと似ているところがありますよね。
どんなに良い条件の人でも、一緒に過ごすのは楽しくなければ長続きしません。
これは仕事に置き換えても同じです。
20代は「ザ・完璧な仕事」を求めてたくさん転職してきましたが、
結局のところ、どこにいても嫌な部分が見えてしまうのです。
なので、「好き」を探すより、「好き」を作ると今は心掛けています。
満足できる条件の仕事についてから好きを作ります。
毎日、作るのです!
仕事が楽しい!社会人10年目にやっとわかったこと
私は大学を卒業してすぐに政府の仕事をしに日本に来ました。
県庁でお仕事をしたり、学生の前でスピーチをしたり、「見栄えのいい」仕事をしました。
しかし、
楽しくありませんでした。
「もっと自由になりたい」
「チャレンジが欲しい」
等々の理由で次の仕事を探していました。
次の仕事はカナダの語学学校でのイベント企画。
自由度が高くて良い仲間に囲まれていましたが、
「給料をあげたい」
「能力を伸ばしたい」
と思ってまた次の仕事を探していました。
でも、
どこにいても「足りない部分」を見てしまい、
情熱はすぐ消えてしまったのです。
その後、
自分で事業をはじめて、たくさん失敗を味わってから組織は本当にすごいのだと気づきました。
そして、
「完璧な仕事を探さなきゃ」という執着を手放しました。
まずはどんな業界をターゲットにしたいかを明確し、やってみたい業務を描きました。
私にとってそれが「マーケティング」です。
その次は「マーケティング力をどのようにつけるか」が課題です。
私は、副業ではじめたYouTubeやこのブログで独学で実践し始めました。
知らないことだらけですが、まずはできることからはじめようと思ったのです。
何かを達成したいわけではないですが、
とにかく「好き」なことと「できる」ことからはじめようと決めました。
正直、とても怖くて不安がいっぱいです。
今でもそうです。
でも、諦めずに続いたらありがたく、IT業界でお仕事ができるようになりました。
最新情報を常に収集しなくてはいけないこの業界はとてもチャレンジ的です!
毎日、業務に関連する情報を収集し、
ユニークなアイデアが思い浮かぶように楽しく努力しています。
「足りない部分」を見てしまったらせっかくのチャンスは生かせません。
どんな仕事でも経済的に機能しているのであればそれはそれで立派な仕組です!
この仕組みに敬意を払い、学びながら、会社で過ごす時間を楽しくしていくというのは今すぐできることです。
楽しい仕事:心から楽しいだけじゃだめ!
ライフワークバランスはとれていますか?
仕事が楽しい!やりがいがあって毎日充実している。
それは素晴らしいことなのですが、プライベートの時間はちゃんと確保しているか振りかえってみてください。
「楽しい」には、少し落とし穴があります。
それは、夢中になりすぎて、自分でも気づかない間に、肉体的に疲れてしまうことがあります。
気づいたら、けっこうな時間を仕事にかけて十分な休息を取れていなかった、となりやすいです。
ですから、仕事とプライベートの時間のバランスが取れているか、自分のために見直してみてくださいね。
仕事以外の自分の時間を持つ
自分を労ってあげる時間を持つのは、精神的・肉体的バランスを取るのにとても大切です。仕事にもメリハリが付きます。
プライベートで楽しい時間を過ごすことは、活力をつけてくれたり、インスピレーションを与えてくれます。
1人で美術館に出かける、大好きなカフェで美味しいケーキをほおばる、気の休まる友人とおしゃべりする等、心がワクワクすることや、ほっとすることを、自分にさせてあげてくださいね。
楽しい仕事:これから需要のある仕事
楽しい仕事も需要があってこそ活かされる
ここでも取り上げたように、仕事が楽しいのは、人の役に立ったり、感謝されたり、認められたりといった要素がとても関係しています。
そして仕事は経済的な仕組みを通して存在するので需要があるからその仕事は活かされるわけです。
本当にやってみたい、そして需要のある仕事は何なのか、以下の3つの例を見ていきましょう。
Web・インターネット関係の仕事はますます需要が増える
インターネット・Webサービス、いわゆるITの分野は、常に発展しています。
それに伴って、ITエンジニアやWebデザイナー、Webマーケターといったコンピューター・Web関連職種の人材は、ますます必要とされていきます。
特に今はWeb3並行する時期なので、IT産業では大きな変化がみられています。
ほとんどの会社はサービスの開発で人材不足なので、半年や一年間かけてしっかりとスキルをつけたら仕事はとても見つけやすいのです。
心理カウンセラー
SNSやLineが普及しているのに、心が空っぽだと感じる人は増えています。
世界中に広まった日本語、「ひきこまり」がまさにこの現象をとらえています。
情報が溢れていてスピードの速い社会で暮らしているので、ストレスは溜まりやすい。
寂しいけれどなかなか言えない。
ネガティブなことを言って迷惑をかけたくない。
このように感じている人は多いのではありませんか?
私の国カナダでは、心理カウンセラーという人たちはとても需要が高いです。
なぜかというと、他人には言えないことを聞いてくれて一緒に考えてくれるからです。
私も大学の時、緊急事態やストレスで数回通ったことがあります。
誰にも言えないことをいっぱい話したのですっきりします。
日本ではまだ心理カウンセラーという職業は英語圏ほど浸透していないですが、
心理的な問題が申告になればなるほど、この職業も多くの人々に認められるようになります。
介護職
人生100年説が唱えられる今、特に日本は世界でも有数の高齢化社会です。
大家族で住むことが少なくなり、老人の一人暮らしが増える社会で、介護士のニーズもますます増えています。
そして、この業界はAIやロボット化しにくい業界の一つです。
体力のいる仕事ではありますが、「初めてあんなに人から感謝された」、「人の温かみを感じられる」と、意外と若い人が従事している仕事でもありますね。
楽しい仕事:女性が長く続けられる仕事
長い目で自分の生活と仕事のことを考える
私たち女性は、結婚や育児といったライフイベントに、人生が大きくかわります。
年齢を重ねるたびに、体力も落ちやすいため、今後のために今から準備したいですよね。
ステージごとに仕事が変わるかもしれないので、
経済的な要素はもちろん、日々の過ごし方も考えたいです。
「わたしとしてどうしたいか」を大切にする
日本にきてすごく感じたのは「女性は我慢することが多い」ということです。
パートナーに合わせたり、家族に合わせたり、
妻や母親の役を完璧にこなそうとする人が多いのです。
もちろん、海外(英語圏)でも妻や母親の役をこなしている女性が多いですが、
そこで大きく違うのは「わたしの時間」だと思います。
「わたしは何をしたいのか」
「わたしはどんな時間を過ごしたいのか」
わたしを犠牲にしない女性が多い。
海外ではパートナーや子供を無視するわけではないですが、
家族で話して一緒に決めることが多いです。
モヤモヤがあったらすぐ話し合って行動するのです。
女性としての自由を味わうことは、人生の質につながるし、ストレスも減っていきますよね。
ですから、「わたしのこと」を大切にして周りと関わってください。
女性に人気の高い仕事ランキング10(日本)
では、日本で女性に人気の仕事トップ10を見てみましょう。
様々なランキングを調べて、必ずトップ10に出てくる職業をまとめてみました。
- システムエンジニア
- コンサルタント(経営・IT)
- Webデザイナー
- Webマーケター
- 広報・PR担当
- 事務職
- MR(医薬情報担当者)
- 薬剤師
- 看護師
- CA(客室乗務員)
参考:https://maneql.co.jp/blog/2022/04/06/woman-popular-jobs/
IT・Web関係の仕事が多く占めています。専門性が活かせることとリモートワークが可能であることが人気の理由です。
事務職は、残業が少なく、ライフワークバランスが取りやすいのが特徴。
薬剤師と看護師は、国家資格のいるとても専門性の高い職種ですが、高齢化社会で需要が高く、引っ越しをしても、引っ越し先で転職しやすいのが起因となっています。
また、看護師やCAは、人と接する仕事ですから、人とつながりを持つのが好きな女性に人気がありますね。
女性に人気の高い仕事ランキング10(イギリス)
さらに、海外で女性に人気のある職種トップ10(イギリス)を見てみました。
- 薬剤師
- 看護師
- 医師・外科医
- 医師アシスタント
- 獣医
- 心理学者・心理カウンセラー
- 経営アナリスト
- 人事マネージャー
- 作業療法士
- 広報・資金調達マネージャー
薬剤師と看護師が人気があるのは日本と似ていますが、日本との大きな違いは、健康と社会福祉業種や専門技術職の人気と実際の従事率がとても高いところです。
やはり、夫婦の共働きと家事分担がほぼ平等に行われているバックグラウンドと、学校教育の時点で、「女性も働いて稼ぐ」という前提で、家庭と学校で教育される、という背景が、影響しています。
今回、イギリスのリサーチをする際に、「女性に人気」という言葉でリサーチしましたが、何度やっても必ず、「高所得の仕事」と出てきました。イギリス人女性のたくましさが垣間見られますね。
参考: https://researchbriefings.files.parliament.uk/documents/SN06838/SN06838.pdf
まとめ
この記事では「楽しい仕事ってどんな特徴があるの?」をテーマにまとめてきました。
いかがでしたか?少しヒントになることはありましたか?
毎日楽しいことがあると、女性は輝きますし、美しくなります。
それは仕事でも家庭内の過ごし方でも良いのです。
何よりも大事なのは「楽しいことを作る」という姿勢。
この記事をきっかけに「今の仕事」を見直していただけたら嬉しいです。
ぜひ、あなたが満足するキャリアを作ってくださいね。
応援しています。