この記事では、次の3つのポイントがわかります。
- 自分に合ったクリエイティブな仕事の見つけ方
- 自分だけのクリエイティブな才能に気づく方法
- 生まれ持った感覚を生かすキャリアの見つけ方
人脈やコネがなくても、あなたのクリエイティブな才能でキャリアを築いていけます!
この記事では、試行錯誤を繰り返してクリエイティブな仕事を始めた私が、「得意」を生かしたキャリアの築き方を紹介しています。
自分にあった仕事を見つけるところから、クリエイティブな仕事に就くまでをステップごとに紹介。これからクリエイティブな仕事を始めたいと考えている人におすすめです。
クリエイティブな仕事は大きく分けて2パターン
クリエイティブな仕事をする方法は大きく分けると2パターンあります。
一つは会社に所属して働く方法。もう一つは個人、または仲間を集めてスタートする方法です。
パターン1:会社で働く
会社に所属してクリエイティブな仕事をする場合は、そのために必要なスキルや経験がはっきりわかるため、初心者でも目標が立てやすいです。
また、気になる会社を早い段階から積極的にフォローしていれば、人脈も作りやすく採用される可能性も高くなりますよ。
パターン2:個人、または仲間を集めてスタートする
このパターンは「自由と成長を重視する」クリエイティブな人に特におすすめです。
具体的にどんなスキルが必要なのかは、会社で働くほどはっきりしていませんが、「この分野だ!」と決めたら、自ら動きたくなるはずです。
自分で仕事をするなら、専門的なスキルの他にもビジネススキルが必要になるので、チャレンジ精神旺盛な人が成功しやすいパターンです。
ここで、最も大切なのは一体どんなクリエイティブな仕事が自分に合うのかをはっきりさせること。
ここからは、あなたに合うクリエイティブな仕事を見つけるためのポイントを一緒に見ていきましょう。
自分に合うクリエイティブな仕事を見つける
自分のクリエイティブな才能に気づく
「クリエイティブな仕事」とグーグルで検索すると、デザイナーやITエンジニアなど、たくさんのリストが出てきます。
たくさんあるのはいいですが、時間を短縮するためにも、ピンポイントであなたに合う業種に絞ったほうがいいですよね。
そのための方法をこれから解説します。
私たちはみな「得意なこと」があります。
例えば、私は聴覚が敏感で、小さい頃から常に頭の中で音楽を聴いていました。
この能力を生かせば作曲家やシンガーにもなれるかもしれませんが、ここで意識してほしいポイントは「聴覚」。
得意なことは、あなたの「五感」に関係しています。
絵がすぐに描ける人は、「視覚」が発達していてディテールまで観察できる人です。
また、小さい頃からスポーツが得意で運動するのが大好きな人は「感覚」が発達しています。
他にも、匂いや味に敏感な人は「嗅覚と味覚」が発達していますね。
このように、あなたの才能を生かしたクリエイティブな仕事をしたいなら、「自分の得意」をいかに生かすかを考えることが大切です。
例えば、動画クリエイターの私は「聴覚」を生かして音に特化した瞑想系のYouTubeチャンネルを運営しています。
このチャンネルは試行錯誤の末にやっと成功したチャンネルですが、今では楽しみながらコンテンツを配信しています。
ほかのYouTuberのようにプレゼンしたり、面白い編集をするためのスキルを磨いたりはしていませんが、自分が最もコントロールしやすい能力 – 音に100%フォーカスしています。
あなたの「得意」と「価値観」(何が大切なのか)が合致したところに、あなたの才能が発揮できるクリエイティブな仕事を見つけるヒントがあります。
才能を生かしたクリエイティブな仕事の種類
ここからは、よく目にするクリエイティブな仕事を五感のカテゴリーに分けて紹介していきます。
そして最後には、思考力が発達した理系の方におすすめするクリエイティブな仕事も紹介していきますね。
【視覚】クリエイティブな仕事Top 3
1.Webデザイナー
Webデザイナーはコーディングの知識と美的感覚の両方が必要とされます。
クライアントのリクエストを聞いて、どんなサイトにするのかをビジュアルでイメージしてから、コードを書いて作り上げるのが特徴です。
最近はコードの知識がなくても作れるサイトも出てきているので、数年後にはコードの知識がない素人でも綺麗なサイトが作れるようになると予測しています。
2.グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーに必要なスキルはPhotoshopです。
クライアントの説明を聞き、画像を作成し編集するといった繰り返しの作業が多くなります。
また、写真編集にもPhotoshopが使えるので、Web系の仕事、チラシ、雑誌など、様々な分野で活躍できます。
3.動画クリエイター
動画クリエイターは「音」と「映像」がシンクロしたところで活躍する仕事です。
私のように音に特化している人もいれば、映像に特化している人もいます。そして、この2つをバランス良く使いこなしている人もいます。
動画クリエイターはエンターテイメント系の会社に所属して活躍することもできるし、フリーランスとして案件を受注するか、YouTuberになることも可能です。
綺麗な動画が撮れたり、面白い編集ができる動画クリエイターは特に需要が高いですよ。
【聴覚】クリエイティブな仕事Top 3
1.アナウンサー・ポッドキャスター
アナウンサーというと、テレビでよく目にする人を思い出すかもしれませんが、ラジオ局で働いているアナウンサーもいます。
アナウンサーはテレビ局やラジオ局で働くこともできるし、フリーの司会や、個人の番組を持つことも可能です。
もし、自分の声を生かして個人で仕事をしたいなら、Stand.fmでポッドキャスターになってみるのもいいかもしれません。
2.ボイスオーバー(声優)
アニメ業界が発達している日本では、「声優」さんのニーズは高いです!
芸能人のようにどこかの事務所に所属しているプロの声優もいれば、フリーで仕事をしている声優さんもいます。
例えば、アメリカ・テキサス州で声優をしている29歳の女性は、海外の人気フリーランスサイトFiverrを利用して、月100万円近くの収入を得ています。
英語が読める方は、下の記事を参考にしてください。
3.音楽の才能を生かした仕事
音楽の才能を生かした仕事では、音楽を作る仕事がまず思いつくかもしれませんが、音楽のスキルを生かして先生として教育業界で働く人もたくさんいます。
実際、私も自分で音楽を作ろうと思ったときはストアカでプロの音楽家のレッスンを予約しました。
【感覚】クリエイティブな仕事Top 3
1.空間デザイン(例:インテリアデザインナー)
インテリアデザインは視覚を生かす仕事ですが、感覚のカテゴリーに入っているのは、インテリアデザインが「体験型のデザイン」だからです。
高級ホテルのインテリアデザインを例にとると、視覚的にアピールするだけでなく、ゲストに「安心感」や「快適性」などを体験してもらうことも大切ですよね。
このような体験を作り出す空間デザインの仕事は、視覚と感覚の両方のバランスが良くないとダメなのです。
2.スポーツ選手の整体師
運動するのが好きな人なら、一度はスポーツ選手になってみたいと考えたことがあるでしょう。
しかし、スポーツ選手はかなり競争力の高い職種なので、選ばれる人はほんの一握り。
ここでは、大好きなスポーツ選手に接することができる整体師をおすすめしています。
感覚が発達した人は身体の痛みやその構造にも詳しいので、整体師やマッサージ師に向いています。
スポーツが大好きで手の感覚を生かすなら、スポーツ選手に特化した整体院を探してみるのも良いと思います。
3.ヨガやエクササイズのインストラクター
この仕事は特に女性におすすめです。
健康意識はコロナ以前から高まっていましたが、アフターコロナでは更に高まっていきます。
最近、ヨガやエクササイズをオンラインではじめる人が増えていますね。この仕事が気になるなら、オンラインでの可能性も視野に入れてアプローチしてみてください。
【嗅覚と味覚】クリエイティブな仕事Top 3
1.調香師
香水からアロマ、そして食べ物にも生かせるのが調香師です。
クライアントには社会的な地位が高い方も多いので、有名人と接する機会もあるかもしれません。
香りをバランスよく組み合わせるためには、科学的な知識も必要なので気になれば「調香師 資格」で検索してみてくださいね。
2.料理関係
料理は間違いなく嗅覚と味覚を生かせる人が大活躍する分野です。
小さいお店なら、料理人の腕がすべて。
印象に残る料理が評価されます。
一方、レストランチェーンや食品会社になると、おいしくて大量生産できる大衆向けの商品が重宝されます。
まず、自分がどんな料理を作りたいのかを明確にしてから、転職する方法を考えてみてくださいね。
3.料理評論家・料理ブロガー
この仕事はトレンドを左右するので、かなり期待できる仕事です。
料理評論家といえば、雑誌や番組のために執筆するイメージがありますが、料理ブロガーはライティング能力と料理分析の能力を生かして、個人でスタートできる仕事です。
こちらはインフルエンサーのカテゴリーに入りますが、「顔出しの要らない」分野なので、比較的継続しやすいと思います。
【理系】クリエイティブな仕事Top 3
これまでのカテゴリーは右脳を生かした分野の仕事が多かったですが、ここからは理系のクリエイティブな仕事Top 3を見ていきましょう。
1.Webエンジニア
Webエンジニアはプログラミング言語(コーディング)を生かしてウェブサービスやアプリ開発をするのが主な仕事です。
今は、オフラインの会社がオンラインに移行しつつあるので、Webエンジニアの需要はかなり高いです。
今もっともトレンドに乗っているのは、Webエンジニアといってもいいでしょう。
2. AIエンジニア
AIエンジニアは機械学習やデータ分析がメインで、音声認識から自動運転まで幅広い分野で活躍することができます。
今、AIは世界中から注目が集まり、すごいスピードで進化しているIT分野です。
3. IT関係
IT関係は必ずしもエンジニアじゃないといけない訳ではありません。
マーケティングやセールスチームで働く場合は、商品に関する専門知識やコミュニケーションスキルが高ければ活躍できます。
化粧品やデザインの業界と比べると、論理的思考を優先するイメージなので理系の人に向いています。
クリエイティブな仕事が向いている人の特徴
クリエイティブな仕事が向いている人は以下の6つの特徴があります。
- 行動力がある
- 学ぶのが好き
- いつも新しいことをスタートしたくなる
- 焦らない
- 直感力がある
- 未来思考
その中でも、成功に導く鍵は「焦らない」と「直感力」です。
「焦らない」という意味は、未経験という現状を不安に感じず、自分のペースで成長していける心の持ち方です。
未経験者は誰でも「私、大丈夫かなぁ?」と不安に思いがち。
その時、先輩との差を意識しすぎるとネガティブになって自分を責めてしまいます。
そんな時に思い出して欲しいのは、
「先輩たちも同じ道を歩んで、同じように悩んだ」ということです。
自分のペースで継続すれば、必ず結果がでると自分を信じてあげる。
これが焦らないで上達していく秘訣です。
また、直感力があると、競争力の高いクリエイティブな業界の中で目立ちやすくなります。
クリエイティブという言葉の意味は、英語の「Creative=創造力」。
創造力はどこからくるかといえば、「想像力」、つまり直感によるイメージからきています。
あなたならではの物を作って、この道のプロになりたければ、論理思考に縛られないで直感力を活用することが大切です。
決して論理思考がだめということではなく、あなたらしくクリエイティブに生きるライフスタイルをおすすめしています。